本当に効いた英語学習法[第3回:TOEFL&SAT]
今回は英語学習法の第3回になります。前回の記事はこちらから。
7-10月: TOEFL&SAT対策
前回紹介した単語帳(速単&速熟・DUO・ピーナツ銅&銀)を一通り終わらせたところで、本格的に大学受験の対策に入りました。まず、外国人留学生としてアメリカの大学を受験するために必要となるのが、TOEFL iBTというテスト。これはTOEICと同じ団体(ETS)が主催するテストで、Reading、 Listening、 Writing、 Speakingの4セクションから構成されます。日本にもいくつか試験会場があります。
詳しい内容は省略しますが、このテストは正直かなり難しかったです。7月に受けた時のスコアは120点中80点くらいでした。どのセクションもかなり苦戦しましたが、特にSpeakingはボロボロでした。しかし大学受験の出願は12月から1月。アメリカ版センター試験のような存在である、SATというテストを控えていたので、TOEFLだけに時間を割く訳にはいきませんでした。
限られた時間で単語力をつけるため、TOEFL用の単語帳を使いました。こちらはTOEFL受験者の中ではよく知られている一冊です。速単、DUO、ピーナツを終わらせていたので、前半はほとんど飛ばすことができましたが、後半はかなりレベルの高い単語が出てきます。私は最後の方は飛ばしてSAT対策に移りました。より難易度の高いSATに対応できればTOEFLのスコアも自然と上がるだろうと思ったからです。
アメリカのセンター試験とよく言われるSAT。このテストの1番難しいところはReadingの量と覚える単語の多さです。日本の大学受験やTOEFLでも見たことがない単語ばかりが聞かれるので、SAT用の対策が必要でした。ここで私が使ったのはフラッシュカードです。新宿の紀伊國屋でSATの対策本と頻出単語が載ったカードを買いました。
短期間で単語を覚える方法
TOEFLやSATには、日本の大学受験で必要となる単語に加えて数千という単語の知識が必要となります。私はとにかく時間が無かったので、ここでもインターネットで調べた方法に自分なりのアレンジを加えました。5年前の話なので少し記憶が曖昧ですが、前日までの単語を復習しながら1日20単語を覚えていく、というやり方だったと思います。
まず、20の新出単語を選び、カード(もしくは単語帳)に載っている定義をノートに書き取ります。この際、例文を何度も口に出して単語を文脈の中で覚えるようにしました。20単語の意味が分かったところで、カードを捲りながらひとつひとつ意味を覚えるまで何周も回していきます。覚えたカードは外し、最後の一枚が手元からなくなるまで繰り返します。単語帳だったら、覚えた単語の横に正の文字を書いていきます。
2日目は新しい単語を見る前に、前日の20単語をまた同じ要領で復習します。3日目までに60単語、4日目は80単語と数が増えて行きます。1週間すると140単語がなんとなく覚えられているはずです。次の週はまた新出単語20から始めて、140単語を覚えていきます。たまに他の週の単語にも目を通しておくと、2ヶ月で1100単語が大体わかるようになりました。
まとめ
このように、大学を受験するにあたっては、テスト対策が英語勉強の大半を占めていました。SATは日本人には容易な数学もあるので、英語の勉強を約1年間みっちり行った結果、アメリカの高校生とスコア上は遜色ないレベルに辿り着くことができました。
しかし、大学に入ってから本当の意味での言葉の壁を思い知ります。授業はついていけても、周りの学生が普段話している内容がさっぱり分からなかったのです。そんな中でどういう風に会話力を上げたのかについては後々書きたいと思います。
ちなみに、僕は高校生で時間に余裕があったので全部自分で勉強しましたが、社会人の人などはなかなか厳しいものがあるかもしれません。周りの高校生も語学学校に通っている人は少なからずいました。高校生向けに一番人気なのは渋谷のアゴス・ジャパンというところだと思います。
あとはTOEFLやIELTS対策で有名なのは市ヶ谷のバークレーハウスというところです。もし興味があったら調べてみてください。
次回もぜひお楽しみに!
*学習法に関してご質問などあればお気軽にコメントしてください!