100日後に来ないアメリカのOPTの話
アメリカで働く許可が出ました。
正確には、学生用のF-1ビザのOptional Practical Training(OPT)という延長オプションを行使して、卒業から1年間、更に大学の専攻がSTEM(理系)なので最大3年間アメリカで働くことができます。
ここ数週間はこのOPTというシステムにヤキモキさせられました、、、。ようやく働き始める目処がたったのでホッとひと安心です。
OPTは、アメリカに残って働くことを目指す留学生の大半が通る道なので、今後留学する方の参考になるようにこの記事を書いています。
日本人の方も過去に同じような体験をされた方が数多くいらっしゃるようで、似たような記事を目にしました。アメリカのビザに関するルールは毎年のようにコロコロと変わるので、2020年時点での最新情報となります。
ちなみに、アメリカに住む日本人の数は推計50万人。すごい数ですね!アメリカで働きたい人に向けて紹介しておきたい本がこちら。エンジニアとしてアメリカで働いた筆者の方がビザ、就活方法などを丁寧に解説されています。僕自身、エンジニアではありませんが、とても参考になりました。興味がある人は要チェックです。
(ちなみにこの本もKindle版で買えます。詳細はこちらの記事からどうぞ。)
OPTの申請は、大学卒業の90日前に可能となります。私の大学は5月11日が正式な卒業日だったので、ほとんどの留学生が初日となる2月11日に申請を行いました。
ところが、僕はパスポートの有効期限が5月に迫っていたため、大学の留学生課に相談した結果新しいパスポートを待ってから申請することにしました。
振り返ると、これは間違った判断だったかもしれません。OPTなどのビザに関する申請は、USCIS (U.S. Citizenship and Immigration Services)という政府の機関が受け付けています。
僕のような学生のために、USCISはパスポート更新のレシートと古いパスポートのコピーでも申請を受け付けているようです。詳しいことは公式ウェブサイトなどで調べてください。
そんなことを知らない僕は、新しいパスポートを受け取ってから手続きをしました。その後の流れをまとめると下のようになります。ケースのステータスはUSCISのウェブサイトから確認することができます。リンクはこちら。
2月21日 - 書類を提出(郵便で送ります。小切手を忘れずに!)
2月26日 - ステータスが"Case was Received"に変わる。(書類が受理された)
ここから3カ月の間、音沙汰なし。
5月11日 - 大学を卒業
5月28日- USCISに電話をかけ、Expedite Request という、特別な理由がある場合にケースの処理を早めるリクエストをする。ケースが既に "under review"(レビューの途中)という理由で受け付けられず。
6月1日 - インターンシップ初日。OPTが届いてないので待ってくれと会社に頼み込む。
6月10日 - USCISに再び電話をかけ状況確認。"normal processing time" (通常の処理にかかる日数)が最大150日(!!)のため、しばらくは何もできないと言われる。
個人的なリクエストは通らないため、会社や地元の議員さんを通したリクエストを考え始める。
6月15日 - メールとテキストメッセージでUSCISからの連絡が!!
ウェブサイトのステータスが"New card is being produced"(新しいカードを作成中)に変わる。
6月16日 - ウェブサイトのステータスが"Case is Approved"(ケースが承認されました)に変わる。
書類の受理から実に111日、インターンシップの開始日から2週間が過ぎていました。あまりに遅いのでCongressperson(いわゆる国会議員さん)に直接連絡しようとしていた矢先に連絡が来ました。
まとめ
Before You GO...このブログでは、アメリカで生活するために役立つ情報を書いていきたいと思います!興味がある人は、ぜひ読者登録してください!コメント、ブックマークなどもモチベーションになるのでぜひぜひよろしくお願いいたします。