アメリカで銀行口座を開いてクレジットカードを作った話
留学といっても色々ありますが、4年間海外で暮らすとなると現地の銀行口座はあった方が良いです。
口座開設
アメリカで口座を作るのに必要なのはパスポート、ビザと現金。ということで、僕はアメリカに来てすぐに大学近くの銀行に行きました。
ただ、クレジットカードを作る際にはSocial Security Number(SSN)という番号が必要になります。僕の場合、大学の奨学金の一部がOn Campus Employmentといって大学内での仕事だったので、そのためにSSNも渡米してすぐに取得しました。
このSSN、持ってないとアメリカでは働くことができません。在学中も幾度となく必要となるので、できれば早いうちに作っておきましょう。
さて、地元の銀行はWells Fargo とUS Bankがありましたが、大学のキャンパス内にATMがあるUS Bankを選択。どちらも全米でサービスを展開しているメジャーバンクなので、そんなに変わらないと思います。
口座を開くときはパスポートとビザ、大学の合格証明書を持って行きました。あとは、手持ち金の1500ドルを持参しました。アメリカは完全なカード社会なので現金を手元に置いておく必要はほぼありません。
入口で「口座を開きたい」と言ったら、若い兄ちゃんがブースに案内して丁寧に説明してくれました。銀行員は多分口座新規開設のボーナスみたいなのがあるのでかなり優しく教えてくれます。その辺はアメリカなので。
数週間後にデビットカードが届いたので自由にカードを使って買い物ができるようになりました。ちなみに開くのはChecking Account(当座預金口座)です。Saving Accountは預金口座なので最初は必要ありません。
ここでひとつ注意点。日本がどうかはあまり詳しくありませんが、アメリカのATMはたまに信用できないところがあります。だいぶ前に、大学のATMでまとまったお金を振り込んだらエラーメッセージが出てお金とカードが吸い取られたことがありました。
結局、銀行に電話して翌日にATMを開けてもらいカードを返してもらい、お金も後日戻ってきましたが、とんでもなく面倒だったのでずっと覚えています。それ以来、一定以上の金額を振り込むときはなるべく銀行に行くようにしています。面倒ですが。
クレジットカード申込み
このUS Bankの口座を1年間ぐらい使っていると、ある日郵便にクレジットカード申込みの封筒が入ってました。US Bank Cash Plus というキャッシュバック付きのクレジットカードです。
アメリカはカード社会と言いましたが、特に重要なのがクレジットスコア。車を分割で買うときや、家賃・保険料などを払うときにこのスコアが見られます。スコアがないとアパートメントを借りられないというのはよくある話。
クレジットカードの遅延などがあると、このスコアが下がってしまい、期日までにしっかり払い続けていると、スコアが少しずつ上がっていきます。有名なAMEXやゴールドカードなどは高スコアがないと申請してもそもそもカードが入手できません。
クレジットカードを持っていないとスコアはつかないので、最初のクレジットカードを持つのが結構大変なんですね。大学生でもデビットカードしか持っていない人は少なくありません。僕の場合はUS Bankで口座をちゃんと使っていたのでプロモーションレターが送られてきたわけです。
このレターを持って久しぶりに銀行に行きました。入口で「クレジットカードを作りたい」というとまた個別のブースに案内してくれます。必要な個人情報を入力して申請。これが無事に通り、数週間でカードが自宅に届きました。
カード社会に仲間入り
アメリカでクレジットカードを持つと、少し大人になった気がします。基本的にどこに行ってもカードで買い物は済ませてしまうので、キャッシュバックは結構すぐにたまります。このカードは入会金や維持費などはかからないので、特にコストはありません。
US Bankのアプリはよくできていて、いつでも使った分だけスマホから払うことができます。日本のクレジットカードも持っているのですが、一か月待たないと払えないなどということが無いのはかなりストレスフリーです。
実は、このカードを2年くらい使った後Amazonで大きな買い物(パソコン)をする機会があったので、Amazon Prime のクレジットカードに申し込みました。こちらの方が還元率が少し良いのと、使い勝手がいいので今はこちらをメインに使っています。
まとめ
今回はアメリカ生活で重要となる銀行口座とクレジットカードについて書きました。留学してすぐ銀行に行くのは少しハードルが高いかもしれませんが、いずれ必要になるものなので早いうちに行ってしまうのが良いと思います。
個人的に銀行はなぜか好きなので、良いプロモーションがあるとフラっと立ち寄ります。中で働いている人たちが暇そうだったら色々質問してみると勉強になりますよ!
もし機会があったら参考にしてみてください!